経営のヒント

2013年9月26日 木曜日

収益性と損益計算書(3)

おはようございます!!

関東のほうは台風20号の影響が心配です。どうか台風情報に気をつけて、万全の注意を払ってくださいね。

さて、本日も収益性の指標と損益計算書についてのお話を続けます。

①~④のそれぞれの利益率は、それぞれの損益計算書上の段階の利益が売上の何%にあたるか、ということになります。               
売上総利益率は、売上の中に占める粗利の割合。                
売上営業利益率は、本業に掛かる直接的な経費(原価+販売費及び一般管理費)を引いた後の利益が売上の何%にあたるか。                
売上経常利益率は、実質的な利益(突発的に生じる利益や損失を含めない)が売上の何%にあたるか。                
そして、最終に残った、「税引後当期純利益」が売上高の何%かを知ることで、いかに効率のいい、儲かるビジネスができているか(あるいはできていないか)を知ることができます。                
                
それぞれの段階の利益率を知ることで、例えば、「売上当期純利益率は悪いけど、経常利益率は良い。これは今期、たまたま固定資産を売却したら予想外の損失がでたためであって、本業自身は何も問題がない」などと、分析できるわけです。                
                
しかし、もし、売上とコストのバランス(管理)を考えるなら、実はこれだけで、一喜一憂していても、あまり意味がないと私は思います。                
                
なぜなら、経費の出方、というのは、必ずしも一定ではなく、大きく分けて、2種類ー「変動費」と「固定費」というものに分けることができ、「固定費」と「変動費」では管理の方法が異なってくるからです。                

変動費と固定費とは、次のように考えることができます。            
                
変動費                
売上原価は通常、売上高にほぼ比例して発生します。例えば、販売業で言うと、3,000円のモノを売ったとき(売上3,000円)、        この原価が1,600円だとすると(売上原価1,600円)、同じモノを2つ、3つ。。。と売れたとすると、売上高と売上原価がともに2倍、3倍となり、両者が比例することは明らかでしょう。このように売上高に比例して発生する費用を変動費といいます。そして、売上原価はその典型的なものということができます。                
                
固定費                
スタッフへの給料の決め方については、必ずしも一定ではなく、いわゆる「歩合」(売上に対して、その何%)制が大きな割合を占めるところもあります。 このような場合、この歩合の部分は、上記でお話した「変動費」ということになります。しかし、多くの場合、基本給が多くの部分を占めており、これは、売上高が大きくても、小さくても、変化がありません。また、賃貸料もたまに売上高に連動するところもありますが、多くの場合は、売上高とは何ら関係なく一定の金額を支払うこととなります。通信費、光熱費等も、多少は売上に連動する部分もあるでしょうが、その多くは売上とは関係なく発生します。                
このように、売上高の大小とあまり関係なく、ほぼ一定の額が毎月発生するものを固定費といいます。そして、販売費及び一般管理費の合計はだいたい固定費ということができます。     

さて、本日の質問は、

変動費、固定費のコスト管理をする場合に注目すべき指標は何でしょうか?」         


投稿者 七野恭子税理士事務所

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